現代医学を支配する、19世紀フランスの化学者ルイ・パスツールの提唱した"病原体理論Germ theory"。空気中を漂う細菌やウイルスが体内に侵入することによって感染症が誘発されるとする理論になるが、彼は晩年、自分の実験ノートに病原体によって病気を起こすことに失敗していたことを隠れて残しており、遂にその遺言で体内環境の重要性を認める形で、自らの仮説の誤りを白状した。しかし、提唱者のこの敗北に関わらず、依然として現代医学はこのパスツールを支持する形で、現代に至るまでワクチンに依存する感染対策を強要している。
今こそ、彼が敗北を認めた真実の医学理論、アントワーヌ・ベシャンによる体内環境理論Terrain Theoryを復活させる時であり、この理論を復活させれば、「ウイルスは存在しない」と分かり、民衆は恐怖から解放される…そんな説が昨今罷り通っている。
しかし、ここに異論を唱えたい。巷で流れるベシャンの説は、それを説明する代替療法家達によって都合よく歪められた形で伝わっており、彼自身が言っていないことにまで歪曲されてしまっている。この歪曲こそむしろ彼が警鐘を鳴らした事態であり、従って現代に生きる我々は、彼自身の言葉を紐解くことによって、正しい理解を得る必要があると考える。特に、彼の理論からは決して「ウイルスは存在しない」などという結論は導き出されない。昨今の極端な主張により益々歪められる科学を取り戻すことを目的とする講演会である。
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