懺悔３
六賊中（ろくぞくなか）に遊穢（ゆけ）して。自在（じざい）にしてさわりなし。もしこの悪を滅して。永く諸の塵労（じんろう）を離れ。常に涅槃の城に處（しょ）し。安楽にして心たんぱくならんと欲（ほっ）せば。當（まさ）に大乗経を誦（じゅ）して。諸（もろもろ）の菩薩（ぼさつ）の母（はは）を念（ねん）ずべし。無量（むりょう）の勝方便（しょうほうべん）は。實相（じっそう）を思うによって得（う）。此（かく）の如（ごと）き等（ら）の六法（ろっぽう）を。名（なず）けて六情根（ろくじょうこん）とす。一切（いっさい）の業障海（ごうしょうかい）は。皆妄想（みなもうぞう）より生（しょう）ず。若（も）し懺悔（さんげ）せんと欲（ほっ）せば端坐（たんざ）して実相（じっそう）を思え。衆罪（しゅうざい）は霜露（そうろ）の如（ごと）し。慧日能（えにちよ）く消除（しょうじょ）す。この故（ゆえ）に至心（ししん）に。六情根（ろくじょうこん）を懺悔（さんげ）すべし。
南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経