『台湾対抗文化紀行』それぞれの台湾―松本哉さんをお呼びして
Video will not be published (Available Period: until 5/13/2022 (Fri) 23:59 JST)
11月29日、僕、神田桂一の新刊『台湾対抗文化紀行』が発売された。
日本の企業社会に嫌気が差し、海外放浪の旅に出た僕は、その途上で訪れた台湾に魅せられた。そして現地の人びとと交流するうちに、台湾の対抗文化やDIYシーンの取材にのめり込んでいく。
その中で出会った、インディ音楽シーン、インディペンデント誌『秋刀魚』、オルタナティブスペース〈waiting room〉台南のヒッピー・アークン、反原発運動家のダンくん……。同書は、現在進行形の台湾カルチャーを案内しながら、これからの時代の生き方や働き方を考える一冊だ。
今回は、台湾のオルタナティブ文化に詳しく、アークンやダンくんとも僕以上に親交が深かった素人の乱・松本哉さんをお呼びして、彼らのことや、台湾で起こっている面白い動きについて聞いてみたいと思う。一緒に旅をしたミュージシャンの西浦謙助くんにも参加してもらって、ゆるい雰囲気で楽しんでもらえればと思う。
<文章:神田桂一>
【出演】
●神田桂一
ライター/漫画原作/総合司会。『POPEYE』『ケトル』『スペクテイター』『週刊現代』『論座』などで執筆。著書に『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』(宝島社・菊池良と共著)。映画『響』劇中小説執筆。漫画雑誌『ヤングキング』で『めぞん文豪』(原作・菊池良と)を連載中。近著に『台湾対抗文化紀行』(晶文社)。
●西浦謙助
1980年生まれ、奈良県出身。これまでに進行方向別通行区分、相対性理論(2006〜2012)、集団行動(活動休止中)、mezcolanza、Luminous Orange(サポート) などでドラムを担当。
【ゲスト】
●松本哉
「素人の乱」5号店店主。1974年東京生まれ。法政大学入学後、「法政の貧乏くささを守る会」を結成し、学費値上げやキャンパス再開発への反対運動としてのパフォーマンスを展開。2005年、高円寺にリサイクルショップ「素人の乱」をオープン。「おれの自転車を返せデモ」「PSE法反対デモ」「家賃をタダにしろデモ」などの運動を企画。2007年には杉並区議選に出馬。2016年、台湾の台北で「東亞大笨蛋串聯PARTY(東アジア大バカ結託集会)」を開催するなど、台湾をはじめとする東アジアのオルタナティブ文化圏の交流企画を多数手がける。著書に『貧乏人の逆襲!〜タダで生きる方法』、『世界マヌケ反乱の手引書:ふざけた場所の作り方』(共に筑摩書房)、編著に『素人の乱』(河出書房新社)。