タイの街はタノンと呼ばれる通りと、ソイといわれる路地で構成されている。タイ人は道をつくるとき、頭のなかに水運の時代を思い描いた。本流がタノン、支流がソイ。そのコンセプトに気づいたとき、自らの頭脳を自画自賛したはずだ。その結果、通りと行き止まりのソイという、世界に例を見ない欠陥都市ができあがってしまった。行き止まりのソイには抜け道がなく、すべての車は通りに集まり、大渋滞を引き起こす。それも道の構造が原因だった。そこで行政はなにをしたか。そしてさらなる深みにはまっていく。
その現場を下川裕治と山内茂一が解説をしながら歩きます。
当日、見逃しても2週間以内なら見ることができます。
下川裕治の「バンコク行き止まり路地・ソイ。矛盾と混乱歩き」
2022年3月6日(日) 19:00
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