由新到舊 238

14:17
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アカペラ『こだまでせうか』作詩:金子みすゞ 作曲:ほっぴの未来予想図 6:25~ 「遊ばう」つていうふ○「遊ばう」つていふ。「馬鹿」つていふ○「馬鹿」つていふ。「もう遊ばない」つていふ○「遊ばない」つていふ。さうして、あ○で さみしくなつて、「ごめんね」つていふ..  金子みすゞ『こだまでせうか』 「遊ばう」つていうふ○「遊ばう」つていふ。 「馬鹿」つていふ○「馬鹿」つていふ。 「もう遊ばない」つていふ○「遊ばない」つていふ。 さうして、あ○で さみしくなつて、 「ごめんね」つていふ○「ごめんね」つていふ。 こだまでせうか いいえ、誰でも。
12:06
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アカペラ『をどり人形』作詩:金子みすゞ 作曲:ほっぴの未来予想図 7:11~ をどり人形は、箱の上、けふもちりから、くるくると。前にや夜店の瓦斯の灯に、欲しそな顔が七つ八つ。くるり廻れば暗い海、お船の灯がちらちらと。をどり人形は、越えて來た、とほい海路をおも.. 
10:33
7 1
アカペラ『知らない小母さん』作詩:金子みすゞ作曲:ほっぴの未来予想図 5:22~ ひとりで杉垣のぞいてゐたら、知らない小母さん垣の外通つた。小母さんつて呼んだら知つてるよに笑つた、私が笑つたらもつともつと笑つた。知らない小母さん、いい小母さんだな、花の咲いた..  金子みすゞ『知らない小母さん』 ひとりで杉垣 のぞいてゐたら、 知らない小母さん 垣の外通つた。 小母さんつて呼んだら 知つてるよに笑つた、 私が笑つたら もつともつと笑つた。 知らない小母さん、 いい小母さんだな、 花の咲いた柘榴(ざくろ)に かくれて行つたよ。
09:14
4 1
アカペラ『お寢着』作詩:金子みすゞ 作曲:ほっぴの未来予想図  4:30~ 八時打ちます、お時計が、おねまき着せます、おかあさま。○い、○い、おねまきを、着て寢りや、○い夢ばかり。お花のついた晝のべべ、着て寢りや、お花になれように。蝶々のついた外出着を着て寢りや..  金子みすゞ『お寢着』 八時打ちます、お時計が、おねまき着せます、おかあさま。 ○い、○い、おねまきを、着て寢りや、○い夢ばかり。 お花のついた晝のべべ、着て寢りや、お花になれように。 蝶々のついた外出着を着て寢りや、蝶々になれように。 だけども母さま着せるから、だまつて着ませう
09:06
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アカペラ『數字』作詩:金子みすゞ 作曲:ほっぴの未来予想図 3:42~ 二つと三つで○つです。○つと七つで十二です。一年生になりたては、濱の小石を拾つて行つて、それで算術習ひます。何萬、何千、何百を、割つたり、掛けたり、加へたり、そんなお算用する今は、サンタク..  金子みすゞ『數字』 二つと三つで○つです。 ○つと七つで十二です。 一年生になりたては、 濱の小石を拾つて行つて、 それで算術習ひます。
06:09
9 1
アカペラ『玩具のない子が』作詩:金子みすゞ 作曲:ほっぴの未来予想図 2:12~ 玩具のない子がさみ○けりや、玩具をやつたらなほるでせう。母さんのない子がかな○けりや、母さんをあげたら嬉○いでせう。母さんはやさ○く髪を撫で、玩具は箱からこぼれてて、それで私のさみ..  金子みすゞ『玩具のない子が』  玩具のない子が さみ○けりや、 玩具をやつたらなほるでせう。 母さんのない子が かな○けりや、 母さんをあげたら嬉○いでせう。 母さんはやさ○く 髪を撫で、 玩具は箱から こぼれてて、 それで私の さみ○いは、 何を貰うたらなほるでせう。
13:02
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アカペラ『山と空』作詩:金子みすゞ 作曲:ほっぴの未来予想図 7:05~ もしもお山が○○だつたら、私も東京が見られませうに。――お汽車で行つた、兄さんのやうに。もしもお空が○○だつたら、私も神さまが見られませうに。――天使になつた妹のやうに。空欄○○には漢字が二字入..  金子みすゞ『山と空』 もしもお山が○○だつたら、 私も東京が見られませうに。 ――お汽車で行つた、   兄さんのやうに。 もしもお空が○○だつたら、 私も神さまが見られませうに。 ――天使になつた   妹のやうに。 空欄○○には漢字が二字入ります。 ヒント 窓○○です。
17:50
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アカペラ『お寢着』作詩:金子みすゞ 作曲:ほっぴの未来予想図 八時打ちます、お時計が、おねまき着せます、おかあさま。○い、○い、おねまきを、着て寢りや、○い夢ばかり。お花のついた晝のべべ、着て寢りや、お花になれように。蝶々のついた外出着を着て寢りや、蝶々に.. 
13:55
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アカペラ『波の子守歌』作詩:金子みすゞ 作曲:ほっぴの未来予想図  7:50~ ね○ねよ、ね○ね、ざ○ぶりこ、ざ○ぶり、ざぶりこ、ね○ねしな。海の底では貝の子が、藻のゆりかごでね○ねした。ね○ねよ、ね・・・お十五夜さま、もう高い。海の渚ぢや蟹の子が、砂のお床でね○ね.. 
05:37
7 1
アカペラ『早春/そうしゅん』作詩:金子みすゞ 作曲:ほっぴの未来予想図 2:52~ 飛んで來た毬(まり)○、あとから子供。浮いてゐる凧(たこ)○、海から汽笛。飛んで來た春○、けふの空、青さ。浮いてゐるこころ、遠い月、白さ。問題 空欄○には同じひらがなが入ります。.. 
05:24
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アカペラ『早春/そうしゅん』作詩:金子みすゞ 作曲:ほっぴの未来予想図  飛んで來た毬(まり)○、あとから子供。浮いてゐる凧(たこ)○、海から汽笛。飛んで來た春○、けふの空、青さ。浮いてゐるこころ、遠い月、白さ。  金子みすゞ『早春/そうしゅん』 飛んで來た 毬(まり)○、 あとから子供。 浮いてゐる 凧(たこ)○、 海から汽笛。 飛んで來た 春○、 けふの空、青さ。 浮いてゐる こころ、 遠い月、白さ。
05:52
4 1
アカペラ『明日/あした』作詩:金子みすゞ 作曲:ほっぴの未来予想図 2:23~ 街で逢つた母さんと子供ちらと聞いた○「明日」 街の果○ 夕燒小焼、春の近さも知れる日。 なぜか私もうれしくなつて思つて來た○「明日」   金子みすゞ『明日/あした』  街で逢つた 母さんと子供 ちらと聞いた○ 「明日」 街の果(はて)○ 夕燒小焼、 春の近さも 知れる日。 なぜか私も うれしくなつて 思つて來た○ 「明日」
07:57
6 1
アカペラ『あさがほ』作詩:金子みすゞ 作曲:ほっぴの未来予想図 3:30~ 青いあさがほあつち○いて咲いた、白いあさがほこつち○いて咲いた。ひとつの蜂が、ふたつの花に。ひとつのお日が、ふたつの花に。青いあさがほあつち○いてしぼむ、白いあさがほこつち○いてしぼむ。..  金子みすゞ『あさがほ』  青いあさがほあつち○いて咲いた、 白いあさがほこつち○いて咲いた。 ひとつの蜂が、 ふたつの花に。 ひとつのお日が、 ふたつの花に。 青いあさがほあつち○いてしぼむ、 白いあさがほこつち○いてしぼむ。 それでおしまひ、 はい、さやうなら。
09:41
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アカペラ『しもやけ』作詩:金子みすゞ 作曲:ほっぴの未来予想図 4:29~ しもやけのすこうしかゆい小春日に、お背戸の山茶○(さざんくわ)咲きました。その○折つて髪にさし、そしてしもやけ見てゐたら、ふつと、私がお噺の、継娘のやうにおもはれて、淺黄(あさぎ)に澄..  金子みすゞ『しもやけ』   しもやけの すこうしかゆい小春日に、 お背戸の山茶○(さざんくわ)咲きました。 その○折つて髪にさし、 そしてしもやけ見てゐたら、 ふつと、私がお噺の、 継娘のやうにおもはれて、 淺黄(あさぎ)に澄んだお空さへ、 なにかさみしくなりました。
16:37
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アカペラ『鶴』作詩:金子みすゞ 作曲:ほっぴの未来予想図 11:33~ ○宮の池の丹頂の鶴よ。○まへが見れば、世界ぢゆうのものは、何もかも、網の目がついてゐよう。あんなに晴れた○空にも、ちひさな私の○顔にも。○宮の池の丹頂の鶴が、網のなかで静かに羽をうつときに。一..  金子みすゞ『鶴』 ○宮の池の 丹頂の鶴よ。 ○まへが見れば、 世界ぢゆうのものは、 何もかも、網の目が ついてゐよう。   あんなに晴れた○空にも、   ちひさな私の○顔にも。 ○宮の池の 丹頂の鶴が、 網のなかで静かに 羽をうつときに。 一山むかうを ○汽車が行つた。
10:54
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アカペラ『赤い靴』作詩:金子みすゞ 作曲:ほっぴの未来予想図 4:50~ 空はきのふ○けふ○青い、路はきのふ○けふ○白い。溝のふちに○花が咲いた、小さいはこべの花が咲いた。坊や○べべがかろくなつて、一足、二足、あるき出した。一足踏んでは得意さうに、笑ふ、笑ふ、聲を..  金子みすゞ『赤い靴』 空はきのふ○けふ○青い、路はきのふ○けふ○白い。 溝のふちに○花が咲いた、小さいはこべの花が咲いた。 坊や○べべがかろくなつて、一足、二足、あるき出した。 一足踏んでは得意さうに、笑ふ、笑ふ、聲を立てて。 買つたばかしの赤い靴で、坊や、あんよ、春が來たよ。
08:01
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アカペラ『暗夜/やみよ』作詩:金子みすゞ 作曲:ほっぴの未来予想図 2:15~ 暗い廣い原つぱで、誰か唱歌をうたつてる。高臺に並んだ窓の灯の、一つを影が暗くする。とほい巨きな都會(まち)の空、ぽつと砂金をぼかしてる。物干臺にひとり居て、○○たべたべ眺めてる。   金子みすゞ『暗夜』やみよ      暗い廣い原つぱで、 誰か唱歌をうたつてる。 高臺(たかだい)に並んだ窓の灯(ひ)の、 一つを影が暗くする。 とほい巨きな都會(まち)の空、 ぽつと砂金をぼかしてる。 物干臺(ものほしだい)にひとり居て、 ○○たべたべ眺めてる。
08:40
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アカペラ『宵節句』作詩:金子みすゞ 作曲:ほっぴの未来予想図 3:20~ 蟲○がいたい○がいたい、しぼしぼ小雨の宵節句。雪洞の灯もいつか消え官女も仕丁もねむつたろ。寢ててみえるはほの白い裸人形の足のうら。むし○がいたい○が痛い、更けてさみしい宵節句。  金子みすゞ『宵節句』 蟲○がいたい ○がいたい、 しぼしぼ小雨の 宵節句。 雪洞の灯も いつか消え 官女も仕丁も ねむつたろ。 寢ててみえるは ほの白い 裸人形の 足のうら。 むし○がいたい ○が痛い、 更けてさみしい 宵節句。
06:35
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アカペラ『野茨の花』のばらのはな 作詩:金子みすゞ 作曲:ほっぴの未来予想図 2:07~ 白い花びら刺(とげ)のなか、「○う○、痛かろ。」そよ風が、駈けたたすけに行つたらば、ほろり、ほろりと散りました。白い花びら土の上、「○う○、寒かろ。」お日さまが、そつと、照..  金子みすゞ『野茨の花』 白い花びら 刺(とげ)のなか、 「○う○、痛かろ。」 そよ風が、 駈けたたすけに 行つたらば、 ほろり、ほろりと 散りました。 白い花びら 土の上、 「○う○、寒かろ。」 お日さまが、 そつと、照らして ぬくめたら、 茶いろになつて 枯れました。
06:35
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アカペラ 『宵節句』 作詩:金子みすゞ 作曲:ほっぴの未来予想図 3:30~ 蟲○がいたい○がいたい、しぼしぼ小雨の宵節句。雪洞の灯もいつか消え官女も仕丁もねむつたろ。寢ててみえるはほの白い裸人形の足のうら。むし○がいたい○が痛い、更けてさみしい宵節句。   金子みすゞ『宵節句』 蟲○がいたい ○がいたい、 しぼしぼ小雨の 宵節句。 雪洞の灯も いつか消え 官女も仕丁も ねむつたろ。 寢ててみえるは ほの白い 裸人形の 足のうら。 むし○がいたい ○が痛い、 更けてさみしい 宵節句。