00:00 I. Allemande 02:59 II. Courante 04:49 III. Sarabande 07:35 IV. Menuet I-II 19:28 V. Gigue （チェンバロ）ラルフ・カークパトリック 1957年5月6日~12日録音 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ（Johann Sebastian Bach）のフランス組曲第1番 ニ短調 BWV 812は、バッハが作曲した6つのフランス組曲の中で最初のものであり、そのエレガントさと感情豊かな表現で知られています。以下に、この組曲の背景と各楽章について詳細に解説します。 ### 作曲の背景 フランス組曲第1番 ニ短調 BWV 812は、1722年から1725年の間に作曲されたと考えられています。この時期、バッハはケーテンで宮廷楽団の指揮者を務めており、この時期に作曲された多くの鍵盤楽器作品の一つとして位置付けられています。ケーテン時代のバッハは、宗教音楽よりも器楽音楽に注力しており、フランス組曲もその一環として生まれました。 ### 構成と各楽章の解説 フランス組曲第1番 ニ短調は以下の5つの楽章で構成されています： 1. アルマンド（Allemande） 2. クーラント（Courante） 3. サラバンド（Sarabande） 4. メヌエット（Menuet） 5. ジーグ（Gigue）